【ある日の施工事例】真っ直ぐ切るの難しい!一発仕上げのUカット【斫り カッター】

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【カッター作業の対象】塗布防水立ち上がり見切り部のシール目地
こちら、改修工事の現場で、壁の下部150mmほどの高さで水平にクラックが入っておりました。
おそらく、下部150mmは躯体が欠き込んであり、既存の防水の上に保護モルタルで整形。
上部の躯体との取り合いがクラックになっていると思われます。
その水平クラックを新規塗り防水立ち上げのラインに定め、目地を切ってシールで収めるようです。
Uカットで真っ直ぐ切るのは難しい!?
そうなんです、ふつうのコンクリート用カッターと違い、UカットやVカットは切り込みが浅く、幅が広いので
ふらっふらにラインがブレやすいのです。
通常のカッターはしっかり深さを切り込めばだいたいまっすぐ切れますが(経験による🌝)
Uカットは切ってる溝に刃が固定されにくいので角度や向きを安定させないとすぐにコースアウトしてしまいます。
今回のUカットのコツは?墨の芯を切るな!墨に沿わせよう!
もちろん【本体や刃を水平に保つ】など経験によるところもありますが、
まず最低限の条件として、カットラインの墨出しの時点で切りたいラインの芯を出すのではない!です。
幅10mm もある不安定な刃で細い墨の真上を走らせて真っ直ぐ切れる人はそういません。
今回の作業例でいうと、墨はカットしたい目地の上端に打つようにしましょう。
上記動画を参考にしていただけるとわかりやすいかと思います。
刃と墨に関係性に注意
墨を切り口をどう見ながら切るか🤞
目地の上端に墨を出したので、墨の真下に刃を入れて切り込みます。
幅10mmの切り口の上端、いわゆる刃の側面で墨をギリギリ消すか消さないかのところで添わせるイメージで水平に切り込んでいきます。
この切り方、墨と刃の関係性についてはカッター作業紹介記事で書いてある基本と同じなので、
カッター作業が苦手な方は頭に入れておくと良いでしょう。

どうでしょうか?
Uカッターでこのラインを出せれば十分なレベルではあります(自分で言う👈️)
ですが遠目で見れば及第点ですが、多少の波は出ています。
理想はビシッと真っ直ぐブレなく切りたいものです。
今回の作業のまとめ
- 立ち上げ防水の見切り目地Uカット施工。
- Uカットは通常のカッターより難しい!
- Uカット一発仕上げのコツは墨と刃の関係性を知ろう。
💡ランダムなクラック処理に使われることの多いUカットやVカット。
適切な墨出しとその墨にどう刃を沿わせながら切り込んでいくかを意識すれば仕上げの目地として
十分活かせるカットが出来ると思います。